2018/01/27
1975年から開催されているサミットですが、日本・アメリカ・イギリス・フランス・ドイツ・イタリア・カナダの7か国とEU委員長の7首脳+1委員長で構成されており、各国が持ち回りで開催し、開催国の首脳が議長となる慣例があります。
ここでは第1回からの開催都市と会場、主な議題をご紹介していきます。
なお、歴代G20(金融・世界経済に関する首脳会合)の開催地と会場建物についてはこちらのページをご覧ください。
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目次
- 1 第1回 フランス ランブイエ・サミット(1975年)
- 2 第2回 アメリカ サンファン・サミット(1976年)
- 3 第3回 イギリス ロンドン・サミット(1977年)
- 4 第4回 西ドイツ ボン・サミット(1978年)
- 5 第5回 日本国 東京サミット(1979年)
- 6 第6回 イタリア ヴェネチア・サミット(1980年)
- 7 第7回 カナダ オタワ・サミット(1981年)
- 8 第8回 フランス ヴェルサイユ・サミット(1982年)
- 9 第9回 アメリカ ウリアムズバーグ・サミット(1983年)
- 10 第10回 イギリス ロンドン・サミット(1984年)
- 11 第11回 西ドイツ ボン・サミット(1985年)
- 12 第12回 日本国 東京サミット(1986年)
- 13 第14回 カナダ トロント・サミット(1988年)
- 14 第15回 フランス アルシュ・サミット(1989年)
- 15 第16回 アメリカ ヒューストン・サミット(1990年)
- 16 第18回 ドイツ ミュンヘン・サミット(1992年)
- 17 第20回 イタリア ナポリ・サミット(1994年)
- 18 第21回 カナダ ハリファクス・サミット(1995年)
- 19 第22回 フランス リヨン・サミット(1996年)
- 20 第23回 アメリカ デンバー・サミット(1997年)
- 21 第24回 イギリス バーミンガム・サミット(1998年)
- 22 第25回 ドイツ ケルン・サミット(1999年)
- 23 第26回 日本国 九州・沖縄サミット(2000年)
- 24 第27回 イタリア ジェノヴァ・サミット(2001年)
- 25 第28回 カナダ カナナスキス・サミット(2002年)
- 26 第29回 フランス エビアン・サミット(2003年)
- 27 第30回 アメリカ シーアイランド・サミット(2004年)
- 28 第31回 イギリス グレンイーグルス・サミット(2005年)
- 29 第32回 ロシア サンクトペテルブルグ・サミット(2006年)
- 30 第33回 ドイツ ハイリゲンダム・サミット(2007年)
- 31 第34回 日本国 洞爺湖サミット(2008年)
- 32 第35回 イタリア ラクイラ・サミット(2009年)
- 33 第36回 カナダ ムスコカ・サミット(2010年)
- 34 第37回 フランス ドーヴィル・サミット(2011年)
- 35 第38回 アメリカ キャンプ・デービッド・サミット(2012年)
- 36 第39回 イギリス ロック・アーン・サミット(2013年)
- 37 第40回 ベルギー ブリュッセル・サミット(2014年)
- 38 第41回 ドイツ エルマウ・サミット(2015年)
- 39 第42回 日本国 伊勢志摩サミット(2016年)
- 40 第43回 イタリア タオルミーナ・サミット(2017年)
- 41 第44回 カナダ シャルルボワサミット(2018年)
- 42 2019年以降のサミット会場(予定)
第1回 フランス ランブイエ・サミット(1975年)
◆日本の首脳:三木武夫首相
◆主な議題 :石油危機後の経済運営
1375年に建築され、ナポレオン1世も利用した由緒あるお城。
現在はフランス大統領の別邸となっており、現在でも外交で利用されています。
日本のお城もいいですが、海外のお城は規模が大きなものが多くカッコいいですね。
第2回 アメリカ サンファン・サミット(1976年)
この回からカナダが参加しました。
議長国はアメリカですが、会場はアメリカ本土ではなくカリブ海のプエルトリコでした。
プエルトリコって国だと思っていましたが、自治領と言う微妙な地域なんですね。
◆日本の首脳:三木武夫首相
◆主な議題 :インフレ対応、エネルギー問題
◆会場 サンファン郊外の ドラド・ビーチ
どこかのホテルらしいですが、会場の画像が見つかりませんでした。イメージだけですみません。
第3回 イギリス ロンドン・サミット(1977年)
この回から、”国の首脳”だけではなく、ヨーロッパ委員会(EC)の委員長が参加しています。
◆日本の首脳:福田赳夫首相
◆主な議題 :石油危機後のインフレ抑制
◆会場 英国首相官邸(ダウニング街10番地)
“ダウニング街10番地”はイギリスでは『政治の中心地』という意味合いで使われるそうです。
日本で言うところの”永田町”みたいな感じですね。
第4回 西ドイツ ボン・サミット(1978年)
まだ東西ドイツが統一されていない時代なので”西”ドイツです。
◆日本の首脳:福田赳夫首相
◆主な議題 :インフレ・エネルギー対策
◆会場 シャウムブルク宮殿(旧首相官邸)
1860年建築。もともとは皇帝などではなく、繊維で財を成した富豪、Wilhelm Loeschigkの個人宅だったそう。
すっげー。
第5回 日本国 東京サミット(1979年)
日本が初めて議長国としてサミットを開催しました。
◆日本の首脳:大平正芳首相
◆主な議題 :エネルギー・食料問題、難民問題
◆会場 赤坂 迎賓館
1909年に東宮御所として建築。現在は皇室から国へ所有が移転されていますが、過去にも皇族が住んだ期間はとても短かったそうです。使い勝手が悪い、経費が掛かる、というのがその理由のようです。
日本とは思えない、とても立派な建物ですね。
事前申し込みで一般参観が出来るようなので、ぜひ一度行ってみたいです。
迎賓館を見て「かっこいい!」と思えた方は、ぜひこちらもご覧ください。
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過去日本で行われたサミット6回、4会場の更に詳しい情報は「歴代サミット日本の開催地 参加首脳と会場建物一覧」のページに掲載しています。
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第6回 イタリア ヴェネチア・サミット(1980年)
サミット開催の直前に当時の大平首相が急逝したため、大来外務大臣が代理出席。
◆日本の首脳:大来佐武郎外相
◆主な議題 石油を中心としたエネルギー問題、ソ連によるアフガニスタン侵攻問題
◆会場 サン・ジョルジョ・マッジョーレ島
イタリア感が満載の美しい島ですね。
第7回 カナダ オタワ・サミット(1981年)
◆日本の首脳:鈴木善幸首相
◆主な議題 民主主義工業国の再活性化、貿易自由化、テロに関する声明
◆会場 ホテル・シャトー・モンテベッロ
1900年初頭に建てられた211室のホテル。変わった形ですが、1泊3万円前後の高級ホテルだそうです。
宿泊サイトのレビューを見ても、高評価が多いホテルでした。さすがサミット開催会場。
第8回 フランス ヴェルサイユ・サミット(1982年)
加盟国の開催が1巡したので、フランスが2回目の開催・議長国です。
◆日本の首脳:鈴木善幸首相
◆主な議題 経済活性化のための科学技術振興、東側諸国との金融関係
◆会場 ヴェルサイユ宮殿
世界一有名な宮殿かもしれませんね。
1682年にルイ14世によって建てられた世界遺産。
面積は甲子園球場の830個分!
建物自体もすごいですが、当時は宮殿周辺に水を引く高地が無かったため、10キロ先のセーヌ川から水を引いて噴水を作ったそうです。自然も変えちゃう権力と財力。すごいですね。
第9回 アメリカ ウリアムズバーグ・サミット(1983年)
◆日本の首脳:中曽根康弘首相
◆主な議題 インフレ対策、貿易障壁撤廃、途上国支援
◆会場 バージニア州 ウィリアムズバーグ総督公邸
建物が完成した1722年当時は、まだアメリカがイギリスの植民地時代でした。
その時の総督公邸で、建築に16年も要したようです。
ちなみに”ウィリアムズバーグ”は総督の名前ではなく地名ですよ。
ところで、このウィリアムズバーグ・サミットの集合写真に違和感がありませんか?
そう。いつも日本の首相は首脳の集合写真では端っこにポツンと立っていることが多いのですが、中曽根首相はアメリカ・レーガン大統領の横に陣取っています。
本来、各国首脳が集まった時の写真の立ち位置は決められており、
- 中央に開催国
- その左右に国家元首(大統領、在任期間順)
- 更に左右に行政トップ(首相、在任期間順)
という順番です。
だから日本の首相はいつも端っこ(首相なので、大統領よりも真ん中寄りには入れない。しかも日本の首相は在任期間がいつも短い)なんです。
しかし、当時はそのルールが曖昧だったこともあり、英語が堪能な中曽根首相は日本の存在感をアピールしようとレーガン大統領の横に陣取って動かなかった。
“中曽根事件“と言われています。
度胸があるのか、空気を読まないのかは別にして、すごいですよね。
第10回 イギリス ロンドン・サミット(1984年)
◆日本の首脳:中曽根康弘首相
◆主な議題 インフレ対策、GATT(関税及び貿易に関する一般協定←懐かしいっ)新ラウンドの必要性
◆会場 ランカスター・ハウス
1825年に建築された伯爵の個人邸でした。
現在はホテルとして運営されており、しばしば外交でも使われています。
第11回 西ドイツ ボン・サミット(1985年)
◆日本の首脳:中曽根康弘首相
◆主な議題 インフレなき雇用拡大、環境問題
◆会場 シャウムブルク宮殿
1978年のボン・サミットと同じ会場です。
同一会場での開催は初めてでしたが、参加首脳はもちろん全員入れ替わっています。
第12回 日本国 東京サミット(1986年)
◆日本の首脳:中曽根康弘首相
◆主な議題 インフレ対策、先進国・途上国の経済構造改革
◆会場 赤坂 迎賓館
こちらも1979年の東京サミットと同じ会場。
以降は、会場が1回目と変更が有った回のみ記載していきます。
過去日本で行われたサミット6回、4会場の更に詳しい情報は「歴代サミット日本の開催地 参加首脳と会場建物一覧」のページに掲載しています。
第14回 カナダ トロント・サミット(1988年)
◆日本の首脳:竹下登首相
◆主な議題 貿易の振興、最貧国の救済
◆会場 メトロ・トロント・コンベンションセンター
これまでの歴史的な建造物とは打って変わって、近代的な建物になりました。
駅とホテルが一体になった建物で、現在でも外交会議で使われています。
やっぱり歴史が浅いと重厚感に欠けますね。。。
第15回 フランス アルシュ・サミット(1989年)
◆日本の首脳:宇野宗佑首相
◆主な議題 赤字国の財政赤字削減と黒字国の内需拡大、プラザ・ルーブル合意の検証
◆会場 グランド・アルシュ
1989年完成の超高層ビルで、側面は総ガラス張り。
35階建てで、高さは110m、最上階には展望台があります。
日本では”新凱旋門ビル”とも呼ばれています。
ビル群の真ん中に建っていますが、周りの高層ビルと比べると突出して高いわけでは無いようです。
建築当時は周りのビルが無かったのかな?
第16回 アメリカ ヒューストン・サミット(1990年)
◆日本の首脳:海部俊樹首相
◆主な議題 インフレ対策、環境・気候変動問題
◆会場 ライス大学ラヴェットホール
ライス大学は1882年に設立された名門私立大学。
全米で20位くらいの学力にランキングされています。
日本の大学ではこんな立派な建物、なかなかお目にかかれませんね。
さすがに規模が大きい国です!
第18回 ドイツ ミュンヘン・サミット(1992年)
◆日本の首脳:宮沢喜一首相
◆主な議題 冷戦終了後の協調
◆会場 ミュンヘン・レジデンツ(宮殿)
1385年に旧バイエルン王国シュテファン3世により建設が開始され、増改築を繰り返して現在は博物館や劇場として使われています。
回廊のアーチ装飾が歴史を感じさせますね。
第20回 イタリア ナポリ・サミット(1994年)
◆日本の首脳:村山富市首相
◆主な議題 冷戦終了後の国際平和の枠組み、雇用と成長、ロシアの政治問題
◆会場 ナポリ 王宮
16世紀に建てられたブルボン家の王宮。教科書でブルボン家って聞いたことありますよね?
王宮 (トリップアドバイザー提供)
大理石の階段、かっこいい・・・。
第21回 カナダ ハリファクス・サミット(1995年)
◆日本の首脳:村山富市首相
◆主な議題 戦後50周年の検証 21世紀への枠組み IMFの強化
◆会場 ハリファクス サミット・プレイス
会場の画像が探せませんでした。こちらはハリファクスの街並み画像です。
第22回 フランス リヨン・サミット(1996年)
◆日本の首脳:橋本龍太郎首相
◆主な議題 国際的関係のグローバル化、国際和平
◆会場 リヨン現代美術館
第23回 アメリカ デンバー・サミット(1997年)
この回からロシアが加入して【G8】となる。
◆日本の首脳:橋本龍太郎首相
◆主な議題 グローバル化の国際秩序、高齢化社会
◆会場 デンヴァー中央図書館
私の語学力では、建物の詳細が全く分かりませんでした。すみません。
開催地の建物を決める担当者も、相当悩むんでしょうね。
同じようなところだと飽きるし、警備上の問題とか、大臣とかの根回しとか。。。
なぜかそんな臭いがしました。図書館。
第24回 イギリス バーミンガム・サミット(1998年)
過去3回のイギリスでのサミットは、いずれもロンドン・首相官邸が会場でしたが、今回から変更。
◆日本の首脳:橋本龍太郎首相
◆主な議題 アジア通貨危機、インド核実験
◆会場 バーミンガム国際会議場
建物内部には2200人収容のシンフォニーホールも併設されています。
段々と近代的な建物が多くなってきましたね。
個人的には歴史感あふれる建物が好みなんですが、やはり新しい建物の方が警備とか快適性で都合が良いのかな?
第25回 ドイツ ケルン・サミット(1999年)
◆日本の首脳:小渕恵三首相
◆主な議題 グローバリゼーション、ロシアの債務救済
◆会場 ルードヴィッヒ美術館
1827年創設の美術館。ピカソの収蔵点数世界一として知られています。
第26回 日本国 九州・沖縄サミット(2000年)
ミレニアムの節目で、日本でも多く話題に取り上げられました。
記念して発行された”二千円札”を思い出す人も多いのではないでしょうか。
◆日本の首脳:森喜朗首相
◆主な議題 世界の繁栄、環境(京都議定書の早期発効)
◆会場 名護市 万国津梁館(しんりょうかん)
リゾート感満載ですね。各国の首脳も仕事を忘れて遊びたかっただろうな。。。
この施設は今回のサミットで初めて使用されましたが、現在は内部見学も可能であり、結婚式としての利用もできます。
琉球瓦や琉球石灰石などの、沖縄地方の自然素材が多く用いられています。
過去日本で行われたサミット6回、4会場の更に詳しい情報は「歴代サミット日本の開催地 参加首脳と会場建物一覧」のページに掲載しています。
第27回 イタリア ジェノヴァ・サミット(2001年)
◆日本の首脳:小泉純一郎首相
◆主な議題 世界貿易の発展、地球環境、食品安全
◆会場 デゥカーレ宮殿
8世紀に創建された非常に歴史ある建物。
ゴシックアーチが多くみられ、イスラム建築の影響が色濃い建物です。
歴代のサミット会場の中では一番古い建物なのではないでしょうか?
第28回 カナダ カナナスキス・サミット(2002年)
今までのサミットの中で、一番言いにくいサミット。
◆日本の首脳:小泉純一郎首相
◆主な議題 テロとの戦い、世界成長の持続可能な開発
◆会場 カナナスキスホテル
かなり自然豊かな場所ですね。
サミットの議題に環境問題が多くなってきたこともあり、人工感溢れる建物はやっぱりタブーなんでしょうか。
もっと歴史建造物でやって欲しいな。。
第29回 フランス エビアン・サミット(2003年)
◆日本の首脳:小泉純一郎首相
◆主な議題 マクロ経済運営、世界貿易(WTO)の意見交換 核不拡散
◆会場 エビアン・ホテル(エビアンロイヤルリゾート)
2000年代に入ると、テロやデモの影響が大きく、警備上の問題から会場が都市部ではなく郊外になることが多くなりました。
第30回 アメリカ シーアイランド・サミット(2004年)
◆日本の首脳:小泉純一郎首相
◆主な議題 イラク問題
◆会場 シーアイランド
詳細不明です。すみません。。
第31回 イギリス グレンイーグルス・サミット(2005年)
◆日本の首脳:小泉純一郎首相
◆主な議題 地球規模の気候変動、アフリカ諸国への支援
◆会場 グレンイーグルスホテル
現在は民間の酒造メーカーが所有するホテル&ゴルフ場。
1924年に営業を開始した老舗ホテルで、客室数は250室。
「お城!」って感じですね。
第32回 ロシア サンクトペテルブルグ・サミット(2006年)
初めてのロシア開催。
小泉首相6回目のサミットです。
首相が頻繁に変わる日本で、6回もサミットに出席した首相って珍しいですね。
ちなみにサミット参加6回は歴代首相で1位。2位は5回参加の中曽根首相。
◆日本の首脳:小泉純一郎首相
◆主な議題 エネルギー問題(自然エネルギーの活用)
◆会場 コンスタンチン宮殿
19世紀に完成した宮殿ですが、第二次世界大戦で荒廃してしまいます。
その後、サミットの開催に向けて大規模改修が行われました。
会議が行われた”大理石の間”が有名です。
第33回 ドイツ ハイリゲンダム・サミット(2007年)
安倍首相が初めてのサミット参加。
◆日本の首脳:安倍晋三首相
◆主な議題 気候変動
◆会場 グランドホテル・ハイリゲンダム
1793年開業のホテル。
第34回 日本国 洞爺湖サミット(2008年)
◆日本の首脳:福田康夫首相
◆会場 ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ
1993年開業したものの、経営権が数回に渡り変更。
2001年には200億円を投じて改修が行われました。
大きいけど、あまりかっこいい外観ではないと、個人的に感じてしまいます。
いかがですか?
過去日本で行われたサミット6回、4会場の更に詳しい情報は「歴代サミット日本の開催地 参加首脳と会場建物一覧」のページに掲載しています。
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第35回 イタリア ラクイラ・サミット(2009年)
日本からは麻生首相が初参加。
会場は”ラクイラ財務警察幹部学校”ですが、会場内部の画像しかなく外観は見つかりませんでした。
第36回 カナダ ムスコカ・サミット(2010年)
◆日本の首脳:菅直人首相
◆主な議題 北朝鮮・イラクの核問題、途上国支援
◆会場 ディアハースト・リゾート
何の変哲もないリゾートホテルに見えますが。。。
スキーやゴルフは楽しめそうです。
どう見ても普通ですよね。。。
第37回 フランス ドーヴィル・サミット(2011年)
◆日本の首脳:菅直人首相
◆主な議題 北朝鮮・イラクの核問題
◆会場 ヴィラ・ル・セルクル
ホテルです。眩しい。。。
第38回 アメリカ キャンプ・デービッド・サミット(2012年)
◆日本の首脳:野田佳彦首相
◆主な議題 石油、食料、気候問題
◆会場 キャンプ・デービッド
第二次世界大戦中にルーズベルト大統領が別荘兼避難所として整備されました。
第39回 イギリス ロック・アーン・サミット(2013年)
◆日本の首脳:安倍晋三首相
◆主な議題 シリア・北朝鮮問題、テロとの戦い、マネーロンダリング
◆会場 ロック・アーン・リゾート(Lough Erne Resort)
最近のサミット会場は、どこものどかだな。。。
もう都心で開催されるサミットはないのでしょうか?
第40回 ベルギー ブリュッセル・サミット(2014年)
参加国じゃないベルギーで、なぜ開催?
当初はロシアのソチで行われる予定でしたが、ロシア国内のクリミア併合問題でG8からロシアが追い出される形になりました。
そこで、急きょイギリス首相の発案により、ベルギーで開催されることになりました。
ベルギーに決まった経緯は、、、知りません。
EUの本部がベルギーのブリュッセルにあるからでしょうか。
第41回 ドイツ エルマウ・サミット(2015年)
◆日本の首脳:安倍晋三首相
◆主な議題 不拡散問題、難民問題
◆会場 エルマウ城
“城”と言っても、中世に建てられたお城ではなく、1916年にドイツの有名な哲学者が建てた社交場です。
哲学者個人でこんな豪邸建てれるの?結構儲かるのかな、哲学者って。
第42回 日本国 伊勢志摩サミット(2016年)
会場は、三重県志摩市賢島(かしこじま)にある志麻観光ホテルです。
1961年に開業し、増改築、改装を経て現在に至ります。
宮内庁御用達のホテルでもあり、要人を迎え入れるのは伊勢志摩サミットが初めてではありません。
ちなみに要人の宿泊する”志麻観光ホテル ザ ベイスイート”の宿泊料金は、オフシーズンでも1人1泊12万円!
ハイシーズンならいくらなんだろう?
確かに立派な建物です。要人はこれくらいのクラスのホテルに泊まらないとね。
なお、過去日本で行われたサミット6回、4会場の更に詳しい情報は「歴代サミット日本の開催地 参加首脳と会場建物一覧」のページに掲載しています。
また、各国の要人をお迎えする場所として選ばれたのは”伊勢神宮“です。
伊勢神宮の外宮・内宮のパワースポット10選もご案内されているようですね。
伊勢志摩サミット 首脳のディナー
余談にはなりますが、首脳やその配偶者へのおもてなしで、豪華なランチやディナーが振る舞われます。
ワーキングランチ
ワーキングディナー
日本の食材や漆器などを使った料理です。
食文化や漆器の美しさを国外にも発信できる絶好のチャンスですね。
あなたの税金の使われ方 身近な税の使い道を知ってますか?にも書いていますが、文化の発信首脳の警護にも使われています。
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第43回 イタリア タオルミーナ・サミット(2017年)
◆日本の首脳:安倍晋三首相
◆主な議題 不拡散問題、難民問題
◆会場 サン ドメニコパレスホテル
もちろん5つ星ホテル。
ジャン・レノで有名な映画”グラン・ブルー”の舞台になった、美しい街です。
歴史的建造物が多い街なので、町並み全てがカッコいい。
円形劇場
2017年のサミットは、トランプ大統領が初参加しました。
第44回 カナダ シャルルボワサミット(2018年)
◆日本の首脳:安倍晋三首相
◆主な議題 ジェンダー平等、気候変動
◆会場 ホテル ル・マノワール・リシュリュー
2019年以降のサミット会場(予定)
そして今後のサミット開催予定地としては、次の通りです。
- 2019年 フランス
- 2020年 アメリカ
翌年のサミット開催会場は、当年のサミットが終了するまで発表されることは少ないようです。
観光や警備で直接影響のある人は、気になって仕方がないでしょうね。
以上、第1回から第44回までのサミット会場と建物をざっとご紹介しました。
お城や宮殿に始まり、近年は自然に囲まれた環境の会場が多いですね。
また、議題も石油ショックに始まり、テロや自然環境、核問題など、時代の流れを感じました。
お金はかかるかもしれませんが、良い話し合いをして、平和な世の中にして欲しいですね。
また、各国の首脳がどんな飛行機で開催国に行くのか気になる方は、世界17か国の政府専用機画像一覧のページでも楽しんで下さい。
とても長くなりましたが、最後までお付き合いいただき有難うございました!
世界のお城を多数掲載しましたが、建物大好き!という方は日本の国宝五城・重要文化財七城の一覧や歴代オリンピックメイン会場建物一覧、都道府県別高さNO.1ビル一覧もぜひご覧ください。
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