2018/01/27
歴代オリンピック会場画像(前編)では第16回(1956年)オーストラリア・メルボルンオリンピックまでのご紹介しましたが、ここでは第17回以降のオリンピックメイン会場をご紹介していきます。
前編の会場と比べると、写真がカラーで鮮明になり、建物も奇抜なものが目立ってきました。
あなたのお気に入りの建物や、「テレビで見たことある!」といった画像もきっと出てきますよ!
目次
- 1 第17回(1960年) イタリア ローマ・オリンピック
- 2 第18回(1964年) 日本 東京オリンピック
- 3 第19回(1968年) メキシコ メキシコシティ・オリンピック
- 4 第20回(1972年) 西ドイツ ミュンヘン・オリンピック
- 5 第21回(1976年) カナダ モントリオール・オリンピック
- 6 第22回(1980年) ソビエト連邦 モスクワ・オリンピック
- 7 第23回(1984年) アメリカ ロサンゼルス・オリンピック
- 8 第24回(1988年) 韓国 ソウル・オリンピック
- 9 第25回(1992年) スペイン バルセロナ・オリンピック
- 10 第26回(1996年) アメリカ アトランタ・オリンピック
- 11 第27回(2000年) オーストラリア シドニー・オリンピック
- 12 第28回(2004年) ギリシャ アテネ・オリンピック
- 13 第29回(2008年) 中国 北京オリンピック
- 14 第30回(2012年) イギリス ロンドン・オリンピック
- 15 第31回(2016年) ブラジル リオデジャネイロ・オリンピック
- 16 第32回(2020年) 日本 東京オリンピック
- 17 第33回以降の予定
第17回(1960年) イタリア ローマ・オリンピック
“スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ”
1990年のサッカーワールドカップ(スキラッチが得点王の大会。懐かしいっ!)のために、オリンピック当時は無かった屋根が設置されました。
第18回(1964年) 日本 東京オリンピック
日本初開催。
国立競技場
当時の東京は高い建物が少ないですね。
日本武道館
2020年は建築費が高すぎて取り消しになった案
2020年の東京オリンピックはこっちの案になることが決定
木の落ち着きがあって、こっちのほうが個人的には好みです。
結局、聖火台はどこに作るんだろう?
第19回(1968年) メキシコ メキシコシティ・オリンピック
メイン会場は”エスタディオ・オリンピコ・ウニベルシタリオ“。言いにくいな。。
「海抜が高いから良い記録が出た」と未だに言われている大会。
頑張った選手にとっては、いい迷惑ですよね。
日本勢は25個のメダルを獲得し、アメリカ、ソ連などに次いで第5位の獲得数でした。
そんな時代もあったんですね。
第20回(1972年) 西ドイツ ミュンヘン・オリンピック
メイン会場は、とても特徴的な”ミュンヘン・オリンピアシュタディオン“
蜘蛛の巣のような屋根が非常にインパクトあります。
設計者の「フライ・オットー」は他にも著名な建築物をのこしていますが、やはり”蜘蛛の巣屋根”が見られます。
第21回(1976年) カナダ モントリオール・オリンピック
このあたりから、メイン会場が奇抜、派手になってきています。
“前回の西ドイツには負けへんで!”という感じがアリアリと見えませんか?
しかし、オイルショックの影響が大きく、稀にみる大赤字で大会が終了。
その後の”オリンピックの商業化”のきっかけになった大会と言われています。
建築費高そうですものね。
東京オリンピック、大丈夫か?
第22回(1980年) ソビエト連邦 モスクワ・オリンピック
東西冷戦の絶頂期。ソ連のアフガン侵攻を受けて、日本を含めた西側諸国のボイコットが多数出た大会でした。
レーニン・スタジアム(現ルジニキ・スタジアム)が主会場となりました。
オリンピック終了後に屋根が設置されましたが、それも老朽化。
現在は2018年のワールドカップに向けて、大改修中です。
後から屋根を設置する会場が多いですが、見た目は絶対に屋根なしのままのほうが格好いいと思うのですが。
第23回(1984年) アメリカ ロサンゼルス・オリンピック
商業化の始まりと言われているロス五輪。
カール・ルイスの4冠が特に目立ちましたが、最終的に400億円の黒字で終了しました。
メイン会場は”ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム“です。
野球場を経て、現在はアメリカン・フットボール専用場となっています。
第24回(1988年) 韓国 ソウル・オリンピック
名古屋が立候補するも、ソウルにダブルスコアで完敗しました。
メイン会場は”蚕室総合運動場(チャムシルそうごううんどうじょう)”
バサロ・スタートの鈴木大地選手が思いで深いです。
鈴木選手は、今や”スポーツ庁初代長官”になっています。
第25回(1992年) スペイン バルセロナ・オリンピック
オリンピックのはるか以前、1929年に建設された競技場ですが、オリンピックに合わせて改修されました。
かっこええやん!
私の中では第1位に輝きましたオリンピックメイン会場”エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス“。
トラックの色が青になっちゃったけど、外観は変わっていません。
変えなくてええよ!
第26回(1996年) アメリカ アトランタ・オリンピック
メイン会場の”センテニアル・オリンピックスタジアム”は、オリンピック終了後は野球場に改修されることが決まっていたため、スタンドが変則的な形になっています。
観客席がいびつな形になっています。
大胆に改修したな。。。外野の解放感はいいですね!
聖火台はかっこよかったですが。。。
今は駐車場の方に移設されているようです。
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第27回(2000年) オーストラリア シドニー・オリンピック
“スタジアム・オーストラリア”は日本のゼネコン「大林組」が元請けで施工しています。
下の画像からも分かる通り、現在は陸上トラックを塞ぐような形でサッカーやラグビーなどの球技専用場として使われています。
Qちゃんこと高橋尚子選手や、田村亮子選手が金メダルを獲得したのはこの大会です。
第28回(2004年) ギリシャ アテネ・オリンピック
どこかで見たような気がしますが。
2020年東京オリンピックのコンペで確定した後にボツになった案と同じ、“キールアーチ”工法で建設されています。
このオリンピック競技場、今は目を覆いたくなるような荒廃ぶりらしいです。
財政難ですね。。。
第29回(2008年) 中国 北京オリンピック
会場はおなじみ、”北京国家体育場(通称:鳥の巣)“です。
お金かかってますね~!
でも独創的で、私は結構好きです。鳥の巣。
第30回(2012年) イギリス ロンドン・オリンピック
1948年ロンドンオリンピック主会場の”ウェンブリー・スタジアム”とは別会場。
今回は”ロンドン・オリンピックスタジアム“で、元々は”ドッグレース場の跡地“でした。
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第31回(2016年) ブラジル リオデジャネイロ・オリンピック
メイン会場はサッカー専用で使われている”エスタジオ・ド・マラカナン“です。
急ピッチで改修が進められています。
屋根の改修中
今現在(2016年5月)では、「本当に工事間に合うのか?」「治安ヤバいんじゃないの?」といった報道が見られますが、国の威信にかけて必ず間に合わせてくれるはず!
(追記)
間に合いました!ブラジルの人たち、頑張ってくれました!
第32回(2020年) 日本 東京オリンピック
エンブレムの問題や、国立競技場立替えのドタバタがありましたが、無事に開催されるでしょう!
第33回以降の予定
2024年の夏季オリンピックは、2017年の9月に決定します。
立候補は2015年9月に既に締め切られており、次の4都市が名乗りを挙げています。
- イタリア ローマ
- フランス パリ
- ハンガリー ブダペスト
- アメリカ ロサンゼルス
この中で未開催の国はハンガリーのみですが、2020年の東京オリンピック決定時も、未開催のトルコ(イスタンブールが立候補)を破って当選した経緯があります。
どうなるか楽しみです!
第16回までのオリンピック競技場(前編)を含め、32回の夏季オリンピック会場をご紹介してきましたが、白黒画像から最新のカラー画像まで時代の流れを感じますね。
新しい建物を見るとそれはそれでワクワクするのですが、やはり歴史ある建物の素晴らしさが際立ちます。
出来ることならずっと残して欲しいですね!
歴史的な建物と言えば、歴代サミット開催国と開催地 会場建物一覧のページにも風格あるお城や由緒あるホテルを掲載していますので、ぜひご覧ください。
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