2018/01/27
“ゼネラルマネジャー”とか”シニアマーチャンダイザー”。
仕事で名刺をもらって、『この人はどっちが偉い人なんだ?』って考えることはありませんか?
役職は会社によってさまざまですが、一般的には『常務より専務が上』とか『部長代理よりも部長補佐は下位職』といったルールがあります。
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目次
役職一覧(偉い順)
代表取締役
- いわゆる【社長】です。
- しかし、代表取締役が複数いる会社もあります。【代表取締役会長】【代表取締役社長】など。
- その場合は【会長】→【社長】の順位です。会長は”取締役会の会長”なので社長よりもエライことが多い。
- 代表権のない【会長】とか【相談役】【顧問】は、商法上の代表権はありませんが、現役を引退しているけれども、現社長にアドバイスをする”ご意見番”といった位置付け。何もしていないけど、これまでの実績を労う意味での”名誉職”である場合も多い。
取締役
- 代表権のない役員。
- 一般的な順位としては【副社長】【専務】【常務】【ただの取締役(平取:ひらとり)】
- 商法のうえでは、取締役には二種類しかありません。
- 【代表権あり】【代表権なし】のみです。
- 【社長】とか【常務】はその会社がつける”あだ名“みたいなものです。
副社長
- 社長の次に偉い人。
専務
- 副社長より下で、常務よりも上
常務
- ただの取締役(平取)よりも上。
- 社長以下、常務までは商法上の取締役(役員)であることがほとんど。
取締役
- 役員のなかでは末席。でも一般社員から見れば偉い人。
- ここまでの人は職業欄に”会社役員“と書く。
執行役員
- “取締役の配下にあって、業務執行を指示する権限を持つ人”のこと。
- 一般的には【取締役】よりも下位職ですが、【取締役常務執行役員】という肩書の人もいます。
- 【取締役】と【執行役員】を兼務しているので、実質は”常務取締役”です。
ここまでが役員で、”経営者側”と言えます。
以下は役員に次ぐ管理職のタイトル。
本部長・部長
- 順位は【本部長】→【部長】
- 役員の配下に位置する管理職の中ではトップの役職。
- 大企業では【取締役本部長】など、取締役と兼務することも多い。
次長より下位職
- 一般的には部長以下は次のような順位です。
- 次長(代理)→課長(代理)→係長→主任→リーダー→役職なし(平社員)
次長と課長ってどっちが上か分かりにくいですが、「次長のほうが偉い」場合が多いです。
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カタカナ役職の位置付け
【フェロー】とか、【GM(ゼネラルマネジャー)】と言われてもピンとこないですね。
そこで一般的な漢字の役職と並列する形で表にしてみました。
肩書 | カタカナ | 国家公務員 |
会長・社長 | CEO | 事務次官 |
副社長 | 総括審議官 | |
部長 | GM、フェロー | 局長 |
次長 | チーフマネジャー | 審議官 |
課長 | マネジャー | 参事官 |
係長 | チーフ | 主査 |
リーダー | 主事 |
その他(CEO・頭取)
- CEO(Chief Executive Officer):最高経営責任者。会長や社長(トップ)のことが多い。
- CFO(Chief Operating Officer):最高執行責任者。NO.2(社長・副社長)のことが多い。
- 頭取:銀行のトップのこと。【代表取締役】のことが多いが、”社長”や”常務”はただのあだ名なので、銀行ではあだ名を”社長”ではなく”頭取”としている。
参与・参事・主事・主査はどのランク?
一般企業では上記のように「課長」とか「部長」といった役職が多いですが、それと同時に「参事」とか「主査」といったポジションもあります。
これって何なのでしょうか?
民間企業でこの「参事」などを使う場合は、役職ではなくて会社内の職能や資格ランクを示す場合が多いようです。
「主幹の部長」や「主幹の次長」もいますし、「参与の取締役」もいれば、「参与の部長」もいます。
資格の順位とおおよその役職を当てはめた順位、序列は次の通りです。
◆取締役、本部長(理事)
◆部長、室長(参与)
◆次長、副部長(主幹)
◆課長(参事)
◆係長、主任(主事)
以上、”役職の順位”でした。
“専務(もっぱらつとめる?)””常務(つねにつとめる?)”とか、ややこしいですよね。
一般的な役職の序列はこれまでご説明した通りですが、会社によってまちまちです。失敗して大怪我しないように気を付けましょうね!
ちなみに、公務員の役職、特に警察官の階級はもっとややこしい!
詳しくは警察官の階級一覧 キャリア組は新人でもこんなに偉かった!に書いていますので、こちらもご覧ください。
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