2018/01/27
最近は藤田菜々子騎手で話題になっている競馬会ですが、実はすごい年収なんです。タイトルにも書いていますが、トップのジョッキーは年収2億円近く稼いでいます。月収2千万円近いってことですね。ビックリしました。
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騎手の年収、賞金の取り分、資格など
2014年騎手の年収トップ10
順位 | 騎手名 | 年収 |
1位 | 岩田康誠 | 1.8億円 |
2位 | 戸崎圭太 | 1.7億円 |
3位 | 北村宏司 | 1.5億円 |
4位 | 蛯名正義 | 1.5億円 |
5位 | 浜中俊 | 1.4億円 |
6位 | 福永祐一 | 1.4億円 |
7位 | 川田将雅 | 1.3億円 |
8位 | 武豊 | 1.2億円 |
9位 | 横山典弘 | 1.2億円 |
10位 | 田辺裕信 | 1.1億円 |
JRA(中央競馬)所属の騎手年収ランキングです。ジョッキーの収入って、プロ野球選手みたいに新聞やテレビで話題になることが少ないのですが、トップジョッキーはすごい稼いでるんですね。
JRA所属の騎手約130人の平均でも年収は4,000万円。
トップジョッキーはこれ以外にも講演やテレビの出演、印税などは別途収入があります。
ちなみに1位の岩田騎手の勝率(1位になる確率)は13%くらいです。特に勝率が高い騎手でも20%は超えませんので、いかに厳しい世界かわかります。
勝率10%を超えるとトップジョッキーと言ってもいいでしょう。
賞金の取り分(分け前)
レースごとに1位の賞金は大きく違いますが、少ないレースで5~6百万円、G1クラスになると2億円!
でももちろん、レースの賞金すべてが騎手の取り分になる訳ではありません。
賞金の内訳は
- 馬主 80%
- 調教師10%
- 厩務員 5%
- 騎手 5%
こんな感じになります。
例えば賞金が一番高いジャパンカップの場合、1着は3億円!
このレースに勝つと分け前は次のようになります。
- 馬主 2億4千万円
- 調教師 3千万円
- 厩務員 1千5百万円
- 騎手 1千5百万円
未勝利戦で1着になった場合の賞金が460万円とした場合、それでも1着の騎手には5%の23万円が入ります。
1日2レース勝てば、最低でも日給50万円!
なお、賞金はレースで5着以内に入ると貰えますが、それ以外に『騎乗手当て』という収入があり、勝ち負けに関係なくレースに出れば貰えるお金です。
1回4~8万円と言われていますが、有力ジョッキーだと1日に何レースも騎乗するのでそれだけで10万円以上の収入になります。
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どうやって馬に乗る騎手が決まる?
馬の所有者である馬主が決めると思いがちですが、実際は調教師が騎手に依頼するケースが大半です。
有力ジョッキーだと依頼がたくさん入るので、1日に5レース騎乗することもありますが、新人や実績の無いジョッキーにはほとんど声がかからないというのが実情です。厳しい実力の世界です。
競馬の騎手になるには
競馬学校に入学する必要がありますが、倍率は20~30倍!
【入学資格】
- 中卒~20歳未満
- 体重44キロ以下~46キロ以下
- 身長制限は無し
- 視力裸眼0.9以上
3年間の競馬学校では学費が約400万円必要です。
トップジョッキーになって回収できると思えば安いと思うかもしれませんが、競馬学校を卒業しても新人騎手としてデビューするのが1年で数人。
また、デビュー出来てもその後に騎乗する機会に恵まれなければ、そのまま数年後には引退という話も珍しくありません。
何の保証もない、とても厳しい世界ですね。
まとめ
近頃は藤田菜々子騎手のように女性ジョッキーも増えてきましたが、まだまだ男性中心の厳しい世界です。
また、ジョッキーになってもレース前日は情報が漏れないように騎手専用の施設で宿泊、電話も禁止といった環境です。
体重制限もあるので食事や運動にも気を遣う大変な職業ですね。
それでも実力次第で大きな収入に繋がる夢のあるお仕事だと思いました!
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