2018/01/27
消費者金融やクレジットカードのキャッシング。
無計画だったり、身の丈に合わない借り方をすると後で大変な思いをしますね。
私は新卒の時に某消費者金融で働いていたのですが、お客さん(債務者)に無計画や無知な人が多いこと!
特に驚いたのが、大半の人が金利の計算方法を『何となく』しか知らない事。
- 『全然元金が減ってへんやんけ!』
- 『計算方法ちゃんと教えてもらってなかったぞ!』
既に借りている人、これから利用しようと考えている人、大丈夫ですか?
でも、上手に使えば急な出費の時など、とても便利です。
簡単なので、しっかり理解して上手にキャッシングしましょう!
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目次
金利の計算方法
例えば、100万円を実質年率18%で30日借りた場合。
1,000,000円×18%÷365日×30日=14,794円が1か月の利息です。
※1円未満は切り捨て
2か月目以降の計算方法
上の例では利息が14,794円でした。
30日目に30,000円返済すれば、残りはいくら?
1,000,000円(最初に借りたお金)+14,794円(利息)-30,000円(返済金額)
=984,794円
残りの元金は984,794円です。
元金は1か月で15,206円減ったことになります。
【31日目~60日目の利息はいくら?】
984,794円×18%÷365日×30日=14,569円です。
30日後に3万円と10日ごとに1万円では利息が違う?
消費者金融は毎月の返済日(約定日)が決められていますが、必ず30日に一回しか返済してはいけない訳ではありません。
『30日後に3万円返済』と『10日ごとに1万円を3回』では利息はどれだけちがうのでしょうか?
30日後に3万円返済
一番最初の例と同じです。
100万円×18%÷365日×30日=14,794円が1か月の利息です。
10日ごとに1万円を3回返済
少し計算がややこしくなりますが以下の通りです。
(最初の10日)100万円×18%÷365日×10日=4,931円
(11日~20日)100万円+4,931円-1万円×18%÷365日×10日=4,906円
(21日~30日)100万円+4,906円-1万円×18%÷365日×10日=4,906円
4,931円+4,906円+4,906円=14,743円が1か月の利息です。
支払い方法を変えるだけで50円だけですが、利息が減っています。
返済期間が長くなればなるほど、トータルでは大きな金額になってきます。
つまり、100万円の借り入れをした場合、多くの方が3年から4年で完済しますが、1日でも早く、1円でも多く前倒しで返済すれば利息は数万円も減らせます。
余裕が無い時は最低返済額を、少し余裕が出来た時は多めに返済すること(繰り上げ返済)することが、後から苦しまなくても良い方法です!
関連ページ:コンビニはクレジットカードで支払いを!現金払いで大損してるよ!
支払日の”ジャンプ”とは?
とは言っても、どうしても返済日までに予定の金額(ここの例では3万円)が用意できない月が出てきます。
そんな時に”ジャンプ”を使うお客さん(債務者)が多くいました。
“ジャンプ”とは、1ヶ月の利息分だけを支払って、当月の返済を済ませたことにすること。
利息の計算方法が分かっていれば、おのずとジャンプに必要な金額が分かるはずです。
ただし、もちろん元金は1円も減っていませんから、翌月以降も元金に対する利息は減りません。
要注意なのは、1回ジャンプをやっちゃうとクセになること。
手元のお金が減らないから、つい得した気分になっちゃう人が多いんです。
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利息が1%違うと?
100万円を18%で借入する場合と、17%で借入する場合、1か月の利息はいくら違ってくるのでしょうか?
計算の詳細は省略しますが、以下の通りです。
18%の場合 14,794円
17%の場合 13,792円
差額 1,002円
1%の差で100万円を4年かけて完済した場合、トータルで4万円前後の差が発生します。
単純計算ですが、2%違えば8万円、3%違えば10万円以上の差が発生します!
キャッシングには多くの消費者金融やクレジットカード会社があります。
『金利なんてどこも同じじゃないの?』とお考えの方も少なくありませんが、そうでもないですよ?
しっかりと調べて、後悔のないキャッシングを行ってくださいね。
『ご利用は計画的に』です!
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