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ビジネス敬語に変換できていますか?あなたが間違えている敬語20選

time 2016/09/08

ビジネス敬語に変換できていますか?あなたが間違えている敬語20選

仕事で人と会ったり電話を受けたとき、「この人、全然敬語使えてないな。。。」と思うことはありませんか?

若手や新人さんの間違いだと「もうちょっと敬語勉強しようね」で済みますが、中堅やベテランさんで敬語がおかしな人は、部下や後輩、得意先からもこっそりバカにされるかもしれません

 

ではあなたの使っている敬語はどうですか?

実は怪しい、実はそんなに自信がないんじゃないでしょうか。

ここでは「あなたも絶対に間違えている敬語20選」を一覧にしてご紹介しますので、1つずつ修正していきましょうね。

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実は間違っているビジネス敬語の使い方

尊敬語や謙譲語を使い分けるのは難しいですね。

普段から正しい敬語を使い慣れていないと、とっさには出てこないものです。

 

相手と顔を合わせての会話、電話、メールなど、あなたが実際に敬語を使っている場面をイメージしながら読んでみてくださいね。

 ご苦労さまです

新人さんがよくやる間違いですが、中堅のビジネスマンでもよく上司に使っているのを聞きます。

☓ ご苦労様です・・・部下など目下の人に対しての労いの言葉。

◯ お疲れ様です・・・目上の人に対しては、こちらが適切です。

了解しました

相手に対しての敬意は含まれない言葉です。

「OKです」と同じ程度の意味合いしか無いと考えましょう。

 

正しくは、「畏まりました(かしこまりました)」や「承知しました」、「承知いたしました」です。

お世話様です

電話でよく聞くフレーズですが、お客様に対して使うのは適切ではありません。

お世話になっております」が適切ですね。

貴社・御社・弊社・当社

貴社・・・書類やメールで使う言葉

御社・・・話し言葉

当社・・・会話や書類、メールで使用

弊社・・・「当社」よりもさらにへりくだった言葉

 

これはシンプルですが、間違って使っている人をよく見かけます。

存じ上げる

「◯◯商事さんについては存じ上げております」は、実は間違いです。

「存じ上げる」は対象が人の場合に使う言葉。

 

「◯◯商事さんについては存じております」が正解です。

各位様、各位殿

主に書類やメールの先頭部分に書く言葉ですが、本当に間違いが多いです。

「各位」はもともと敬意が含まれた言葉なので、「様」や「殿」は不要です。

 

営業部各位」や「入居者各位」だと一見不遜な感じに見えなくもないですが、大丈夫です!

◯◯社長さん

役職に敬称を付けるのは間違い。

社長の◯◯さん」や、「◯◯社長」が正しい使いかたです。

お名前を頂戴できますか

正しくは「お名前をお聞かせいただけますか」です。

「お名刺を頂戴できますか」は間違いではありません。

 

「頂戴」を使うのは対象がモノの時ですね。

◯◯様が参られました

アポイントのお客様が来社された時などに使いますね。

「参る」は謙譲語なので、相手に使ってはいけません。

 

正しくは「◯◯様がお見えです

カワイ様でございますね

対象がお客様や社外の方の場合は適切ではありません。

正しくは「カワイ様でいらっしゃいますね」です。

 

ただし、次のような場合は「ございますね」でも問題ありません。

カワイ  「カワイの漢字は、さんずいの“河”に・・・」

私  「さんずいの“河”でございますね

おられますか?

相手先の会社を訪問したり、電話をかけたりした場合に使ってませんか?

いらっしゃいますか?」が正しい表現。

 

「おる」は自分が「いる」の謙譲語なので、相手に対しては使わないです。

どちらにいたしますか

「いたします」は謙譲語なので、あなたが「こちらにいたします」と言うのは正しいですが、相手に使うのは不適切。

 

正しくは「どちらになさいますか」ですね。

できません

お客様や上司に「出来ないです」とは言いにくいものですが、出来ないことは出来ないとハッキリ伝えないといけません。

 

「できません」は「一切受け付けない」というニュアンスになるので、「致しかねます」や「難しいです」といった表現を使いましょう。

教えて下さい

ビジネス文書では「ご教授ください」や「ご教示ください」が使われます。

教授・・・学問などを教える

教示・・・知識や方法を教える

 

なので、ビジネス文書で方法を教えて下さい、お知恵を貸してください、という意味であれば「ご教示ください」を用います。

 

しかし会話表現では「ご教示」は堅苦しいので、「ご指導ください」や「ご指南ください」のほうが良いですね。

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お休みを頂戴しております

休みはお客様からではなく、会社から貰っています。

「◯◯はお休みを頂戴しております」だと、会社(自社)に対しての敬語になるので、お客様に対しては「◯◯は休みをとっております」が適切です。

書類、拝見していただけましたか?

お客様からいただいた書類を見た時は「書類拝見しました」です。

お客様や上司にお渡しした書類を見てくれたかの確認の場合は「ご覧いただけましたか」です。

 

「先日のお渡しした提案書ですが、拝見いただけましたか?」は完全に間違い。

なるほどですね

相手に対して相槌を打つ意味合いで使う人が多いですね。

しかし、「なるほど」は目下の人に使う表現です。

 

相槌であれば「はい」、返事であれば「わかりました、承知しました」、同意であれば「おっしゃるとおりです」を使いましょう。

すみません

ついつい使ってしまいがちですが、社外の方や目上の人に使う言葉ではありません。

申し訳ございません」が正しいですね。

 

また、「すみません」は“謝意”だけでなく“お礼”の意味で使ってしまう場合もあります。

口癖になっている人が多いので、お礼をお伝えする場合は「ありがとうございます」を使いましょう。

言われた側も、「ありがとう」のほうがきっと気持ちいいですよね。

とんでもございません

よくありますね。

「とんでもない」は一つの単語なので、「ない」だけを外すことはできません。

 

いいえ、とんでもないです」や「とんでもないことです」、または近い意味で「滅相もございません」が適切。

よろしかったでしょうか

「今」の時点で相手から承認を得ようとしているタイミングなので、「・・・かったでしょうか」の過去形は不自然です。

 

正しくは「よろしいでしょうか」です。

 

ただし、「先週のお客様への対応は、あれでよろしかったでしょうか」は過去の行動のことなので、「・・・かったでしょうか」でも問題ありません。

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~のほう、~から

敬語ではありませんが、間違って定着した言葉です。

  • 書類のほうをお持ちしました → 書類をお持ちしました
  • 1万円からお預かりいたします → 1万円お預かりいたします

言葉よりも誠意を大切に

間違えやすいビジネス敬語をご紹介してきましたが、「俺(私)は完璧だよ!」という人は少ないのではないでしょうか?

 

ただし、信頼を得たりコミュニケーションを図るには、言葉や文章よりも、相手への誠意が一番

特に謝罪の場合は、心がこもっていない「申し訳ありませんでした」よりも、誠心誠意「すみませんでした!」と言われたほうが納得しませんか?

 

言葉を覚えることは大事ですが、相手も人間です。

気持ちを大事にして、気持よく仕事をしましょう!

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