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コンビニで買える切手とハガキ・印紙の種類 お店の利益は? 

time 2016/10/06

コンビニで買える切手とハガキ・印紙の種類 お店の利益は? 

コンビニで切手や収入印紙を売ってるって、実は知らない人も多いようです。

郵便局が閉まった時間帯でも買えるので便利ですが、どんな種類の切手や収入印紙を販売しているのか、大手コンビニで調べてみました。

 

その他、切手を買う時の注意点や、お店の利益はどれくらいあるのかも調べましたのでご覧ください。

コンビニで買える切手やハガキ・印紙の種類

セブンイレブンでもローソンでもファミリーマートでも、よく使われる52円・82円の2種類の切手はほとんどの店舗で販売されています。

52円葉書も買えます。

200円の収入印紙も買えます。

場合によってはタイミングが悪くて売り切れていることもあるかもしれませんが、99%の店舗で販売しています。

 

切手やハガキ・印紙の買い方ですが、もちろん商品の陳列棚には並べていないので、カウンターで店員さんに「52円切手を1枚ください」と声をかけて買いましょう。

 

品揃えの良い店舗では1円、2円、92円、100円、120円、140円といった種類の切手や104円の往復はがきも買うことができますが、これらは逆に「ほとんどのお店で売ってない」と思っておきましょう。

販売している切手・ハガキの種類を確認する方法

コンビニで購入できる切手の種類を確認するには、「直接店舗に電話する」方法が一番確実です。

どこの店舗でどの種類の切手を売っているのか、何枚の在庫があるのか、コンビニの本部は把握していません。

 

同じセブンイレブンなのに、あっちの店で売ってる商品が、こっちの店では売ってない場合があるのと同じです。

どの店にどの商品を何個品揃えするかは、お店の経営者(オーナー)が決めるのであって、本部が決められないからです。

切手とハガキ・収入印紙は現金のみ

セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンの大手3社を確認すると、切手やハガキ・収入印紙の支払いは「現金のみ」です。
(セブンはnanacoでの支払いは可能)

Edyなどの電子マネーやクレジットカードでは、切手や葉書は買えませんので注意しましょう。

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コンビニと郵便局以外で切手が買えるお店

全国には「郵便切手類販売所・印紙売りさばき所」が約14万ヶ所もあります。

郵便局は全国で2.4万店舗、大手コンビニ合計で5.5万店舗。合計で約8万ヶ所で切手やハガキ・印紙を買えるはずですが、郵便局とコンビニ以外ではどこで売っているのでしょうか?

・酒屋さん
・タバコ屋さん
・文房具屋さん
・本屋さん

など、昔ながらの個人商店では切手やハガキを販売していることがあります。

でも大手チェーン店のドラッグストアなどでは売ってないので、注意しましょう。

 

その他には、金券ショップや役所・大病院の売店でも切手・ハガキを販売している場合があるようです。

封筒やハガキには何円の切手を貼る?

封筒に切手を貼りたいけど、何円分の切手を貼っていいのかわからない場合がありますよね。

でも、コンビニの店員さんに聞いても教えてくれません。

郵便物の計測・計量は法律で出来ないことになっているからです。

 

郵便局のホームページに郵便物の基本料金の案内がありますが、数字だけしか並んでないので、見てもよくわかりません。

 

もし自分で計量ができない場合は、次の表を参考にしてみてください。

一応の目安ですが、ほぼコレでいけるはずです。

封筒の種類用紙枚数通常の切手料金速達の切手料金
A4用紙折る封筒
(長形4号使用)
4枚以内82円362円
5枚以上10枚以下92円372円
10枚以上念のため郵便局へ行きましょう。
A4用紙を折らない封筒
(角形2号使用)
6枚以内120円400円
7枚以上12枚以下140円420円
13枚以上念のため郵便局に行きましょう。

 

切手の値段が不足してたらどうなる?

もし切手を貼ったけど、金額が不足していた場合。

差出人のところに戻るのか、相手に払ってもらうのかは、どこのポストに投函したかで決まります。

 

例えば、大阪に住んでるあなたが東京に送った場合、大阪のポストに投函していればあなたのところに料金不足で戻されます。

でも、出張ついでに神奈川県で投函した場合、料金不足のまま東京の相手に届けられてしまい、「足りない分は受取人が払ってください」ということになってしまいます。

 

こんな失礼な話はありませんので、自信がないときは多めの金額の切手を貼りましょう。

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切手やハガキを売ったらコンビニの儲けはいくら?

これはお客様には関係のない話ですが、参考までに。

通常、小売店は商品を70円で仕入れて100円で売って、30円の利益といった流れです。

 

しかし、切手や葉書などは仕入れの仕組みが違います。

・コンビニ側が予め決められた(通常は最寄りの)郵便局に仕入れに行く。
82円切手は82円で仕入れ52円のハガキは52円で仕入れ

ん?利益がないじゃないか?と思うかもしれません。

 

切手やハガキの仕入れは、郵便局から額面と同じ金額で仕入れて、翌月に郵便局から仕入れ金額に応じた「手数料・リベート」をもらう仕組みになっています。

その金額に応じた手数料率・リベート率が次の表です。

仕入れ金額手数料(リベート)率手数料(リベート)金額
0円(仕入れしなかった)の場合1千円(定額)1,000円(定額)
5千円以下の場合2千円(定額)2,000円(定額)
5千円超~20万円以下の部分10%0円~2,000円
20万円超~30万円以下の部分8%0円~2,400円
30万円超~50万円以下の部分5%0円~2,500円
50万円超~100万円以下の部分1.5%0円~1,500円
100万円超~150万円以下の部分1%0円~1,500円
150万円超~300万円以下の部分0.6%0円~1,500円
300万円超の部分0.5%0円~

わかりにくいですね(笑)

 

たとえば切手とハガキを合わせて100万円ちょうどの仕入れをした場合。

リベートはいくらでしょうか?

100万円×1.5%=15,000円!

 

間違いです。

 

表の一番右側の「手数料金額」を見てください。

【100万円の仕入れの場合】

5千円以下の場合2千円(定額)
5千円超~20万円以下の部分0円~2,000円
20万円超~30万円以下の部分0円~2,400円
30万円超~50万円以下の部分0円~2,500円
50万円超~100万円以下の部分0円~1,500円

2,000円+2,000円+2,400円+2,500円+1,500円

合計10,400円です!

 

仕入れ金額が増えれば増えるほど、手数料率が減っていきます

仕入れが50万円を超えるとリベート率が一気に低く(5%→1.5%)なります。

 

なので、コンビニのオーナーは「今月は切手とハガキの仕入れが50万円超えたから、追加の仕入れは翌月に回そう」といった工夫をしています。

 

年賀はがきが売れる年末だと、300万円分の年賀はがきを1ヶ月の間にまとめて仕入れた場合のリベートは13,400円

一方で3ヶ月間に分けて(10月・11月・12月)仕入れる場合では、31,200円

仕入れ方の工夫でお店の利益が全然違います。

 

「切手や葉書が売り切れているコンビニ」は、こういった事情があるのかもしれませんよ?

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芥川賞受賞作の「コンビニ人間」は読まれましたか?

店員さんの日常が垣間見れて、面白い作品でしたよ。

★コンビニで切手を買うときのまとめ★
・事前に在庫を電話で確認してから買いに行く。
・計量はしてくれないので、必要な料金は自分で調べる。
・電子マネー、クレジットカードは不可。

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