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簡単にわかる直木賞と芥川賞の違い ダブル受賞者や賞金は?

time 2016/04/16

簡単にわかる直木賞と芥川賞の違い ダブル受賞者や賞金は?

毎年話題になる直木賞と芥川賞の受賞作家と作品。

最近ではピース又吉(又吉直樹)さんが「火花」で直木賞を受賞されました。

第155回では芥川賞候補に今野夏子さんの「あひる」村田沙耶香さんの「コンビニ人間」など5人が候補に、直木賞には湊かなえさんの「ポイズンドーター・ホーリーマザー」原田マハさんの「暗幕のゲルニカ」など6人が候補に挙げられています。

(2016/7/20追記)
芥川賞は村田沙耶香さんの「コンビニ人間」、直木賞には荻原浩さんの「海の見える理髪店」が受賞しました。

 

しかし、”直木賞”と”芥川賞”の名前はよく聞きますが、その違いはイマイチ分かりにくいですね。

両賞の違いを簡単に表にしましたので、参考にしてみてください。

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直木賞と芥川賞の比較

主な違いの比較

直木賞芥川賞比較

では、両賞の違いについて具体的に見ていきます。

各賞の設立と由来

どちらも昭和10年、文藝春秋社の社長・菊池寛によって設立された文学賞です。

直木賞…直木三十五(1891年~1934年 )という作家の名前を冠した賞。

芥川賞…芥川龍之介(1892年~1927年)という作家の名前を冠した賞。

作品内容の違い

ひとくちに”純文学”とか”大衆文芸”と言われてもピンときませんね。

  • 直木賞:大衆文芸=娯楽性や商業性
  • 芥川賞:純文学 =芸術性

という感じです。

 

それでも分かりにくいという方もいると思いますので、各賞を受賞した代表的な作家をイメージしてみましょう。

  • 直木賞・・・宮部みゆき、池井戸潤、東野圭吾
  • 芥川賞・・・綿矢りさ、花村萬月、柳美里

これで何となく区別がつきましたでしょうか?

原稿の長さ

“短編”と”長編”の基準があいまいですが、一般的には次のように定義されています。

  • 短編=原稿用紙200枚未満
  • 長編=原稿用紙300枚以上

原稿用紙1枚は400字詰めなので、“短編”といっても最大で40,000字くらいです。全然短くないですね(笑)

対象作家

どちらの賞も”無名・新人”が対象で、直木賞に関しては”中堅作家”も受賞対象です。

2015年に「火花」で芥川賞(純文学賞)を受賞したピース又吉(又吉直樹)さんは”無名”ではありませんが、”作家として新人”という意味合いでの受賞ということになります。

受賞辞退者

栄誉ある賞ですが、過去には辞退者がいます。

高木卓…昭和15年、「歌と門の盾」で芥川賞受賞が決定したが、辞退。理由は「自分が辞退したら先輩の作品(櫻田常「かい露の章」)が受賞できると思った」と述べている。

 

山本周五郎…昭和18年、「日本婦道記」で直木賞受賞が決定するも辞退。理由は「もっと新しい人や、他のよい作品が受賞してはどうか」というものだった。

受賞したら名誉もその後の収入も大きく変わるのに辞退するなんて、なかなか出来ない事ですし、理由も男前ですね!

他にも、受賞決定までには至っていないものの、「選考自体を辞退します」という人もいました。

 

伊坂幸太郎…「執筆に専念したい」との理由で辞退。過去に直木賞候補に5回選ばれている。

 

横山秀夫 …”直木賞と決別宣言”した人。「半落ち」や「クライマーズ・ハイ」、映画化された「ロクヨン」の作家で実力者ながらも、選考委員会からの悪い評価(誤解であった)を受けて決別宣言。

 

選考基準

既に新聞や雑誌で発表されている作品が対象となるため、「直木賞・芥川賞に応募します!」と手を挙げても受け付けてもらえません。

ちなみに副賞の賞金100万円ですが、同時受賞者がいた場合は均等割りではなく、1人に100万円ずつ支給されます。

選考委員(2016年時点)

直木賞選考委員9名

  • 浅田次郎(2007年~)
  • 伊集院静(2010年~)
  • 北方謙三(2000年~)
  • 桐野夏生(2010年~)
  • 高村薫(2013年~)
  • 林真理子(2000年~)
  • 東野圭吾(2013年~)
  • 宮城谷昌光(2000年~)
  • 宮部みゆき(2008年~)

芥川賞選考委員9名

  • 宮本輝(1995年~)
  • 村上龍(2000年~)
  • 高樹のぶ子(2001年~)
  • 山田詠美(2003年~)
  • 小川洋子(2007年~)
  • 川上弘美(2007年~)
  • 島田雅彦(2010年~)
  • 奥泉光(2012年~)
  • 堀江俊幸(2012年~)

いずれも重鎮の方ですが、選考委員の中には「歴代受賞者」もいれば、「ノミネートされたけど落選した人(北方謙三)」もいます。

娯楽性の賞ということもあって、直木賞の方が映画化された作家が多く、馴染みのある名前が目立ちます。

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受賞作ベストセラー

【直木賞受賞作】景山民夫「遠い海から来たCOOクー」(1988年 114万部)

【芥川賞受賞作】村上龍 「限りなく透明に近いブルー」(1976年 354万部

いずれも文庫本を含んだ数字です。

受賞作の本の売上だけでなく、映画化されたり受賞作家と言うことでその他の本も売れるので、すごい印税になるんでしょうね!

ちなみに印税は、本の値段の10%程度が相場。

1冊500円としても、100万部発行されると印税収入は5千万円

 

又吉直樹さんの「火花」は1,296円で35万部売れたそうなので、印税は4千5百万円!

当たったらデカイですね!


 

簡単にまとめたつもりが長くなってしまいましたが、直木賞と芥川賞の違いはお分かりいただけましたでしょうか。

2016年(第155回)の直木賞、芥川賞は、7月19日に選考・発表が行われます。

受賞は誰になるのでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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